どこ吹く風

自分には全く関係・関心がないというように、知らん顔をすること。「何処吹く風と聞き流す」

2020-01-01から1年間の記事一覧

喝采

友人がドエス、ドエスと連呼するので、何のことかと思っていたが、今日テレビ番組表を見ていてやっと理解した。何とかいう民放ドラマの解説に『ドS医師との恋の行くへはどうのこうの』とあった。 「成る程ドSか。ドの着くほどサディスティックなという意味か…

笑顔循環型社会

子供達の笑顔には中毒性がある。 現在勤務している学童保育で日々子供たちと接するたびにそう思う。子ども達が笑顔で充実した放課後ライフを送れるようにと工夫したり頑張ったりしたらその分、子供たちは笑顔で応えてくれる。その笑顔を見るたびに「よしもっ…

真ん中だよ!

学生時代、友人の部屋でDJ本田さんのドキュメンタリー番組を見た。 DJ本田さんは北海道出身。高校を中退した彼は、上京後ディスコで働いている時にヒップホップに出あう。そこからDJとして活動して約10年。だが当時の日本ではDJへの理解は広まらない。 「結…

本当の優しさ

私に障害がある事は以前このブログで述べたが、私の父の妹、つまり、私の叔母にも知的障害がある。叔母は普段は知的障がい者施設に入っているが、お盆と正月の休みにだけ両親のもと、つまり私たちの住む家に戻ってきてそこで2週間過ごした。母はこのK子叔母…

「約束」から読み解く『グレイトギャツビー』

今までいろいろな約束をしてきた。果たせた約束、果たせなかった約束、いろいろだ。ただ、誰と交わした約束が一番多かったかと言えば・・・それは自分自身に他ならない。もしくはこういう風にも言える。「約束は必ず守る」という「約束」を自分自身と交わす…

ダイナミズム

友人に言わせると私にトークの才は無いらしい。友人が畳みかけて言うには「貴方は一般論をさもありがたみがあるようにデコレイトして述べる。笑止な限りだ」と。「それはちょっと違う」と私は思う。一般論の背後にある“仕組み”を解き明かす事は非常にダイナ…

フィギアスケートの構造的矛盾

今日、パク・キュヒさんのギターリサイタルを聴きに行ってきた。クラッシックのことなどまるで解らない私は「きれーな人だな~。まだ若そうに見えるけど20代かな?それにしちゃ表現力あったな。特に後半凄かったな。」と感心して家に帰った。PCで検索してみ…

自分事

以前読んだ本に「天才とは人類全体にとっての関心や問題を“自分事”として捉える事の出来る人だ」とあった。TVでグレタ・トゥーンベリさんを観ていてまさにその通りだと思った。若干16歳の彼女は、地球温暖化に対して無策をとり続ける大国の首脳たちに警鐘…

ピーク

山脈にピークがあるのと同様、人生にもピークがある。子どもの頃にピークを迎える人もいれば、いわゆる遅咲き、つまり晩年に人生のピークを迎える人もいる。また、一度の人生に2度3度とピークを迎える人もいれば、逆にピークと言うほどのピークを迎えないま…

届け、この想い!!

いくつになっても褒められるのは嬉しいものだ。 先日、以下の様な文面のラインが友人から送られてきた。 さっき、職場の女の子から 「山形さん(仮名)からいただいた 『不可能なんてありえない』の本、 おもしろいですよ。 毎晩寝る前に読んでます。」 だっ…

目標と目的

今話題の映画「浅田家」を観てきた。大変面白かった。物語は二ノ宮君演じる主人公のマサシが写真界の芥川賞と言われる木村伊兵衛写真賞をとるところから大きく動き出す。主人公のマサシと自分自身を重ね合わせて観ていた私としては「やっぱ賞って大事だな。…

はじめの一歩

大学時代、ある先生をつかまえてこんな質問をした。 「中世ヨーロッパの王侯貴族が〔道化師〕を召し抱えたのは寂しかったからではないでしょうか?ジョークって奴は自分と同等か目下の物に対して有効なわけで、そうすると一番偉い王様にはジョークを飛ばせる…

お金の授業

今朝、起きぬけに血圧を測っている母に語った。 「戦争のない社会は無理としても、戦争のより少ない社会は指向する価値があり、その為には歴史を学ぶ必要がある。何故なら、歴史を学べば、何故、戦争するに至ったのか?若しくは、何故、戦争を避けて外交で解…

宣伝もしくは求職

今回はズバリ宣伝をさせてください。 現在、幻冬舎ルネッサンス新社さんのサイト『表現者の肖像』に連載中(全12回)の私のエッセイ『長谷川漣の何処吹く風』ですが、Googleで『表現者の肖像』と検索するとトップに載る様になりました。(2020年10月20日現在…

才と器

「才と器」は私が以前から温めてきたテーマだ。今回このテーマで書こうと思ったのは今朝セブンイレブンで立ち読みした『週刊モーニング』の『島耕作』が「才能と老い」と言うテーマを扱っていて、それにインスパイアされたからだ。ご興味のある方は是非、今…

シール

今、手元に「メンテナンス会員様 大商談フェア」とシール貼りされた一通のはがきがある。何のことはない。私が車を購入した某自動車会社の、とある販売店からの定期的な車のメンテナンスのお知らせのはがきだ。長谷川 漣様と書かれたシールが貼ってある。そ…

大人

さあ、みんな ハセッチの話を聞くんだ! 今日はズバリ大人って何かについて話すぜ! みんなはまだ子供だよね! 中には自分はもう十分大人だぞって人もいるかな? じゃあそもそも大人ってなんだい? ~車運転できる人 ~20歳以上の人 ~お金いっぱい持ってる…

基本、人とは醜いもので

基本、人とは醜いもので、ただ稀に一瞬の煌めきを灯すことがある。だからこそ人は愛おしい。その瞬間を結晶化させるのが芸術や文学の役割なのだろう。芸術家や文学者がよく言えば高邁で、悪く言えばプライドが高いというのは致し方ない事なのかもしれない。…

リスク

ある日、仕事から帰ると食卓にはうどんとピザが並べられていた。 「お帰り、今日忙しかったからスーパーでお惣菜買ってきたよ。食べな。」 と母が言う。それを聞いて、その光景を見て、久しぶりに腹が立った。と言うかキレそうになった。それをぐっとこらえ…

卒、倍返し宣言

「やられたらやり返す、倍返しだ!!!」が決め台詞のTBS系ドラマ『半沢直樹』が面白い。私も欠かさず見ている。いいオッサン同士が、これでもかと罵り合うこのドラマ。ここまでヒットするのは、それだけ世間が「不条理」に満ちているからだろう。このド…

傲慢で強くて残酷な

本日Blue Giant(石塚真一先生)の最新号を読んだ。心が震えたフレーズがあったので記したい。 これだけの アウェイの空間で ブーイングを浴びても 全く動じず、 メロディーに 集中し続け 上がり続ける。 オレとは… 見ているモノが まるで違う。 傲慢で なん…

細く長く

最近私の中で蕎麦が熱い。以前はラーメンだったが近隣の有名どころは、ここ数年で食べ尽くした感がある。そこで最近は蕎麦に興味が移ってきたと言うわけだ。それに年齢のせいかラーメンの脂っこさよりも蕎麦のさっぱり感を体が求めているようだ。以前の自分…

居場所

誰だって居場所が欲しい。欲張りなことを言ってしまえば、居場所は複数あった方がよい。たくさん居場所のある人もいれば、居場所がなくて困っている人もいる。居場所とはつまり他者との関係を構築できたかという事で、逆に居場所がないというのは他者との関…

愛のカタチ

「一心同体」と言う言葉がある。「二人以上の人が心を一つにしてあたかも一人の人のように固く結びつくこと」と言う意味だ。母が息子に寄せる愛情などはその解りやすい例かも知れない。私が十代の頃、仙台で一人暮らしを始めるまで、うちの母がまさにそうだ…

「託す」その2

「一度贅沢を覚えると元に戻れない。」と言うのがうちの母のモットーで、このモットーにそって私たち兄弟は物質的には極々質素に育てられた。「物質的には」と断ったのは精神的にはそうでもなかったと思う節があるからだ。幼い頃はよく絵本の読み聞かせをし…

山はいい 下界はうだるような暑さの37度 山では20度前後 冷涼な風が心地いい はるか遠くを眺められる 山はいい 先日山に登ってきた。 以前勤めていた会社の方々と 標高2000mまで車で そこからは徒歩 一歩一歩 確かめながら歩く 何だか自分自身を再確認…

続ドルチェ&ガッバーナの

ここ数日、瑛人さんの楽曲『香水』を車の中で聴いている。 気になった歌詞があったので採りあげたい。 どしたの いきなりさあ タバコなんか咥えだして 悲しくないよ 悲しくないよ 君が変わっただけだから この部分が気になっていた。 再会した以前の恋人がタ…

眠れない男

以下は私の独断と偏見に基づく見解である。 世の中には2種類の男がいる。女だってそうかもしれないが、そこまで踏み込むと面倒なので、男についてのみ触れておく。 もう一度述べる。世の中には2種類の男がいる。それは、よく眠る男と眠れない男だ。 一社会…

読み聞かせ

先日、勤務先の学童で児童文学の読み聞かせをした。お題は芥川龍之介の『蜘蛛の糸』。小学1・2年生には少し難しいかなと思ったが皆よく聞いていた。読後の感想を求めると「お釈迦様ってどういう人なの?」という声が。以前とある寺の住職から教わった話を…

ドルチェ&ガッバーナの

先日、瑛人さんの楽曲『香水』をiTunesでダウンロードした。車の中で友人と聞いていたら香水の話になった。 「ドルチェ&ガッバーナの香水ってどんなのだろうね?香水にもブランドがあるでしょ。その中で敢えてドルチェ&ガッバーナの香水を選ぶってどうなんだ…