どこ吹く風

自分には全く関係・関心がないというように、知らん顔をすること。「何処吹く風と聞き流す」

2018-01-01から1年間の記事一覧

欲望

その昔ある皇帝が臣下の武将を捕えて言ったそうな「お前が謀反を企てているという讒言があってな」対してその武将は「私にそのような思いは露ほどもございませぬ。その証拠として兵権は返上しましたし、領地はごく狭い土地を頂いたにすぎませぬ。そのことは…

適正価格

昨日、兄が11歳の甥っ子を連れて遊びに来た。甥っ子にこんな話をした。 私「クラスにちょっと人気のある女の子がいたとする。その子本来の魅力はこんなくらいなんだけど、クラスのみんなが『~ちゃんて可愛いよね』と言ってる。するとその子の人気は急上昇で…

原動力

任天堂クラシックファミコンを買った。早速、小学生の頃夢中になったスーパーマリオ3をやってみた。リアルタイムではラストステージには行けたものの、最後のボス・クッパ大王まではたどり着けなかった。大人になった今こそクッパを倒してやると意気込んで…

感情はともかく情報は

「感情はともかく情報は共有すべきだ」というのが私の持論だ。情報と言っても芸能人のゴシップとか同僚の陰口とかではない。広く社会一般のために役立つ情報なら皆で共有すべきという事だ。卑近な例で申し訳ないが私が世界史の教員になりたての頃、授業の準…

アプローチ

先日、録画しておいたNHKの特番「安室奈美恵『告白』」(2017年11月23日放送)を観た。この番組によると、なんでも安室奈美恵さんは23歳の時、それまでの小室哲哉さんによるプロデュースが終了し、それからは自分自身をプロデュースしなければならなかっ…

トゥルーマン・ショウ

「真実を語るために必要な嘘がある。それは嘘ではなく、物語と呼ばれます。」これはある少女が、学校の先生から「物語」について教わる場面です。その女の子はそれを聴いて「私は作家になろう」と決意します。村上春樹氏の好きな場面だそうです。(『ブルッ…

とっぽい人

こんなに 憎み合うのは あんなに愛しあったから なので しょうか これはイチハラヒロコ氏の現代詩。はっきり言ってこの詩が苦手だ。というか、いわゆる「ドロドロの愛憎劇」というものが私は極端に嫌いだ。昼ドラのそれである。結論から言うと、非常にドロド…

拝啓 小島よしお様

「2年後の2020年に東京でオリンピックが開催されるってー!でもでもでもでも、でもそんなの関係ねー!でもそんなの関係ねー、ハイおっぱぴー!。」 ご存知の通り小島よしおさんです。オリンピックを二年後に控えたこの時期に敢えてこのギャグをかましてほし…

どっかの

先日から読み返している村上春樹さんの『海辺のカフカ』のクライマックスで重要な役割を果たす星野青年が「さっさとけりをつけちまおうぜ、それから俺っちは名古屋のアパートに帰って、どっかの女の子に電話でもかけるんだ。」というくだりがある。「どっか…

時代

つい数か月前までいつも髪を切ってもらっていた理容師さんが独立してしまった。「お近くなんですか?ついてきますよ!」と言ったら、なんとその方の実家のあるN県N市に銀行から資金を借りて作るそうだ。そりゃいくらなんでも無理だ。遠すぎる。まだ20代で…

神経衰弱

トランプのゲームのひとつ「神経衰弱」の話。小学生の甥っ子がめっぽう強い。勝負をすると、まるで歯が立たない。枚数に物凄い差をつけられ、最終的にはお情けで何枚か取らせてもらえる。凄い集中力と記憶力だ。驚異的だ。ただ弁解するわけではないが私だっ…

メタファー

先日、約十数年ぶりに村上春樹さんの『海辺のカフカ』を読んだ。心に残ったフレーズがあったのでここに記す。 『でも人間はなにかに自分を付着させて生きていくものだよ』『そうしないわけにはいかないんだ。君だって知らず知らずのうちにそうしているはずだ…

理由

突然だが私が文章を書く理由がわかった。 初めは「某芸人越え」などとふざけていたがそんなことはどうでもよい。 もし何らかの賞でも貰えるものなら、それはそれでうれしいが、別にそこまでして他人に認められたくもない。では金か?確かにお金はたくさんあ…

自嘲癖

私には自嘲癖がある。自嘲とは何か?敢えて説明するなら以下の例が解りやすい。白兵戦のさなかに恋人を亡くした軍人が一連の戦闘のかたがついた後、部下の一人に「あの歌」を歌ってくれと頼む。部下が「あの歌お嫌いと思っていましたが・・・」と答えると、…

紙一重

先日ある年配の方とお話しする機会を得た。 「あなたは一見温和で 言われたことをなんでも受け入れそうだけど その実、芯がしっかりしているようだ。」 「いえ、芯がしっかりしているわけでも 何でもないのですが・・・ ただ、私の好きなロックバンドの歌詞…

責任世間制

その夜、と言っても小一時間前の話だが、どういうわけか夢の中で私は草彅剛になっていた。そしてベッキーと話をしていた。髪の長いベッキーを見て私(草彅剛)は「よかったねベッキー髪また伸びて、切る必要なんかなかったと思う。綺麗な髪だったのに・・・…

〇⇔〇に入る漢字2文字を答えよ!

『○人の嫉妬心は、○人の野心より始末が悪い』 この2つの○に意味の相反する漢字2文字を入れよ。これは私が教員時代に出した問のひとつだ。元ネタは以前に読んだことのある小説から。嫉妬と言う漢字を黒板に書けなかったのが我ながら情けなかった。 意外と早…

夕日を見つめるチンパンジー

今季からザスパクサツに東大卒のJリーガーが加入した。ザスパのサポーターである父が「どうだ、東大卒は他と顔つきが違うだろ」と全選手の顔写真が掲載されたパンフレットを見せてくれた。「やれやれ、親父は権威に弱いなあ。東大卒であることと顔つきとの…

スペック

先日、友人つてに、人の頭の良さ?を測る基準のひとつとして「スペック」なる言葉があるのを知った。なんでもこれはパソコンの用語で数字の高いものをハイスペックと言うらしい。スペックとは主に3つの数字から成る。ハードディスク、CPU、メモリー、がそ…

論理を超えた笑い

「あれ?S一郎がまだだよ。S一郎どこ行った?おーい!S一郎」 「あっ、俺か(笑)」 学生時代の一コマ。サークルの集合場所にて。何が面白いかと言うとS一郎君を探しているのが当のS一郎君本人だったという点。 当時、仙台で一人暮らしを初めて間もなか…

好みのタイプ

先日二十代の方々とテーブルを囲む機会があった。そこでそれぞれの好みの異性のタイプを述べるという私にとっては本当に久しぶりの話題になった。私は「新垣結衣のような美人だけどコミカルな役のできる女性、ひと昔前だと仲間由紀恵のような人がいいと無難…

自分の言葉

いいこと言うじゃないか!知識偏重のナンセンスさは俺が学生時代から主張してきたこと。やっと世間が俺に追い付いてきたってことか?用語を覚えるよりも仕組み・からくりを理解することの方が百倍重要だ。 まだ追いついてないよ、俺がお前に追い付いた。 よ…

「愛だろ、愛っ」

ひと昔前に「愛だろ、愛っ」というキャッチコピーが一世を風靡した。サントリーカクテルバーのCMで永瀬正敏さん演じる少し情けないキャラのセリフだ。これが私の学生時代に流行った。会話の中で割と深刻なボケをした友人に向かって(ここでは詳細は控える…