どこ吹く風

自分には全く関係・関心がないというように、知らん顔をすること。「何処吹く風と聞き流す」

2015-12-01から1ヶ月間の記事一覧

愛のままに、わががままに・・・

大学を卒業して就職浪人していたころの話。 同じく就職できずに院に進んだ友人とドライブしていて、 仙台市内で一番大きな四つ角に停車した際の会話。 私「こいつはまさにヒューマンスクランブル!(『人間交差点』弘兼憲史著より)。」 友人「僕らは今日も…

俯瞰

人生であれ、 人類全体の歴史であれ、 ≪俯瞰≫してみることは面白い。 全体像をつかむことで、 当たり前だと思っていた物事を相対化できるからだ。 昔、歴史の授業で 『世界がもし100年の物語だったら』(リチャード・マクドナルド著) という本を教材に用い…

私的革命

二千年以上昔の中国に次のような話がある。 「昔『混沌』という目も耳も鼻も口もない化け物がいた。 この『混沌』、ある時人助けをした御礼に目と耳と鼻と口を作ってもらった。 ところがそのとたんに死んでしまった。」 初めて読んだ当時高校生だった私は衝…

『         』

「一回宇宙に行ってみてえな。」 という私に対し 「ふん、宇宙には誰もいねえからな。」 というのが友人の返答だった。 今までで一番イカシタ会話を挙げろと言われれば必ずこれが来るだろうし、 この先何年たってもやはりこれのような気がする。 残念なのは…

図書と見方と坊ちゃんと

「有名な童話に『裸の王様』というのがある。 あれは一見、 王様や大臣の人目を気にするあまり騙されてしまう愚かさと、 子供の他人に惑わされない無垢さをうたった話のようだが、 そうではない。 あの話の作者が本当に言いたかったのは、 うまい口車で貰う…