どこ吹く風

自分には全く関係・関心がないというように、知らん顔をすること。「何処吹く風と聞き流す」

2019-01-01から1年間の記事一覧

舌打ち

今日も君は舌打ちした。 ハセッチの帰り際に舌打ちした。 昨日はハセッチの勘違いかなと思ったけど、 今日は解った。 その舌打ちは 「なんだよ、もう帰っちゃうのかよ?」 という意味だ。 ハセッチは申し訳ないような、嬉しいような気持になって 「K君また…

ゆずれないもの

いいかいボーイズ&ガールズハセッチの話をよく聞くんだ。難しいことは言わない。とにかく聞くんだ。みんなには「ゆずれないもの」ってあるかい?えっ、大好きなあの子はゆずれない?なるほど、それも大事だなでも今日の話はちょっと違うぞそう、ハセッチが…

デコボコ

前職でお世話になった方が「凸凹のある人間同士が補い合ってやってくのが会社ってもんだよ。」とおっしゃっていた。「素敵なことを言うなあ」と思ったのを覚えている。 話は変わるが10月から学童保育で働き始めた。この学童保育ではおやつを食べた後に「食べ…

思考回路

頭の良い人、仕事のできる人というのは必要十分に考える人だと思う。必要以上に考えれば好いというものではない。 昔、村上春樹さんが「僕のように頭の回転が遅くて、口下手な人はいわゆる【もやもや】が残る。だからこそ物書きに向いている」という趣旨の事…

言葉の力

言葉には力が宿る。本気でそう考えている。言霊ともいう。いつも「出来る」「出来る」と口にしていれば、いつか出来るようになるし、「ダメだ」「無理だ」とばかり口にしていると本当に出来なくなる。だから「どうせ」とか「全然」とかそういった類の言葉は…

おなら

「おならしたでしょ?」 ふと、そんな声が聞こえてきた。新しい職場での一コマだ。ほほえましくて思わず笑ってしまった。豊かな事だと思う。これに対して我々大人はいつごろから「おならしたでしょ?」と言わなくなったのか?若しくは言えなくなったのか?は…

文学の限界と時代性

先日、文藝春秋の元編集者である岡崎正隆氏の講演会「芥川賞・直木賞秘話」に参加した。芥川賞・直木賞にまつわる知られざるエピソードや、長年、出版編集者として携わり、作家との関わりの中で知り得た様々な裏話などを聴く事が出来た。講演の終わりに質問…

自転車

自転車通勤を始めた。新しい職場まで自宅から片道6キロ、往復12キロを自転車で駆け抜ける。風がいい。だいたい20分で着く。帰りは暗くなるので30分くらいか。慣れてくれば自転車に適した道がわかってくる。車種はGIANTの2011モデルescapeR3桜ピンク。親父が…

「発見」

「あった!」丸二日間、行方不明だった財布を私はそこに「発見」した。そこと言うのは新しい職場の机の引き出しの中で、最近転職した私は、先日顔合わせと自己紹介が済んだ後、入れておいたのを忘れて帰ってしまったのだ。しょっぱなから大失態だ。これでは…

たましいの色

図書館で借りてきた林真理子さんの直木賞受賞作「最終便に間に合えば」を読んでいたところ、ランダム再生していたスピーカーからoasisのwonder wallが流れてきた。瞬間、私の意識はもっていかれてしまった。楽曲をお聞きになられたことのある方は解ると思う…

丁寧な生活

丁寧に生活するようになった。無職になってそれまでと変わったのは、丁寧に生活するようになった事だ。朝起きて、散歩し、部屋を掃除し、食事をし、後片付けをし、歯を磨く。それら1つ1つの事をていねいに行う。物事を丁寧に行っていると自然と気持ちが落ち…

それぞれの

現在、河合 敦先生の『日本史は逆から学べ』を読んでいる。この本は日本史を現代から遡って理解していこうという手法で書かれており、『おかげさまで好評を博している。』とある。また、『昔の先生は、縄文時代や弥生時代にやたらと時間を割き、最後は時間が…

無頓着あるいはFree

先日から、オリエンタルラジオ・中田敦彦のYou tube大学を見ている。面白い!非常に面白い!毎日見ていて一向に飽きない。現在、文学編を全部見終わり日本史編を見始めたところだ。文学編の中島敦・「山月記」の授業を見ていて1つ思うところがあったので以下…

エビスビール

いきなり(仙台弁)ですがエビスビールって旨いですか?人の好みはそれぞれだけど私にはどうしてもこのビールが旨いようには思えないのです。350㎖一缶88円のイオントップバリュー銘柄のバーリアルの方がよっぽど旨い。普段発泡酒しか飲まない私がどうしてエ…

目に入れてもいたくない存在

《目に入れてもいたくないほど可愛い》という表現がある。可愛いから目に入れてもいたくないという意味だが、この意味を《目に入れてもいたくないほど小さいから可愛い》と解釈するようになって久しい。どういうことか?自分にとって目に入れてもいたくない…

ありがとうトーレス

髪を切った。久しぶりに前髪を立てた。前髪ってやっぱ立てるもんだなと、しみじみ感じた今日この頃だ。アディオス・アミーゴ!ありがとうトーレス!! かなりの男前です(笑) 発売中です! 興味のある方は以下のURLをクリックしてください。 https://www.am…

姿勢

以前、人の頭の良さって何だろう?というテーマで『スペック』と言う文章を書いたが、そこに新たな知見が加わったので以下に記したい。 結論から言うと人の頭の良さとは≪姿勢≫と深くかかわっている。英語で言うところの≪attitude≫だ。スティーブ・ジョブズが…

最適解

毎年耳にする春闘とかベースアップ(ベア)がどのように決まるのか?なんとなくニュースを聞いていただけだったが、その意味が解ったので以下に記す。 不景気の時、我々低所得者層(要するに貧乏人)は何かと言うと「金持ちが悪い」という論理に安易に飛びつ…

測る

どこかの誰かが言いそうなことだが、≪書く≫という行為は相手との距離を測る事に他ならない。私も文章を書くことにより、社会(世界)との距離を自分なりに測ってきた。近づきすぎて余計なものまで見えてしまう事もあれば、遠すぎてよく解らなかったという事…

いい大人

私が幼少のみぎり、お泊り保育なる行事があった。町内3~4つの幼稚園が合同で、大きな寺に一泊するというものだ。何のための行事か未だに解らないのだが・・・。とにかくそんな行事があった。さて問題は一泊した朝に起きた。園児たちが朝の洗面所で喧嘩し…

タテマエもしくは命名

至極アイロニカルに言えば、現代社会における西欧文明の優勢は彼らが「タテマエ」を創り出したことにあると私はみる。「タテマエ」とはすなわち「人権」「自由」「法の下の平等」等の概念を指す。これらの諸概念をクリアーにしたこと。つまり言語化、定義づ…

側面の情

以前勤めていた学習塾(障害を伏せていたので長続きはしなかったが・・・)の採用試験で「貴方はどんな教師になりたいか?」という小論文の試験が出た。そこで私は次のように答えた。 人を動かすのに3つのやり方があると聞きます。 1つは正面の理 2つ目は背…

いじめの構造

仕事上パソコンでの単純な処理作業を繰り返すことがあります。これを30分~1時間とやっていると非常にイライラしてくるものです。文章を綴ったりするのとは頭の使い方が異なるのでしょう。文章を綴っている分には何時間経とうが一向に苦ではないから。でここ…

いくつもの顔をもて

私のペンネームの下の名前「漣」は先日亡くなられた、その役柄の幅の広さから300の顔をもつ男と評された故 大杉 漣さんから頂いた。300の顔をもつ男、かっこいい!イカシテル!我々も300とはいかないまでもせめて1ダースくらいは顔をもちたいものだ。という…

どこ吹く風

このブログをお読みいただいている方々、もしかして毎度楽しみにしていただいている方々、この度、筆者の名前(ペンネーム)が変わります。また、これを機にブログのタイトルも変更します。ペンネームは 長谷川 漣(はせがわ れん)ブログのタイトルは『どこ…

早すぎた近代人

先日、NHK のSONGSで椎名林檎さんが「愛は知性に宿る」とおっしゃっていた。どういう事だろうと考えていたが、なんとなく解った気がする。 ここで「知性」≒「理性」としてみる。(「知性」と「理性」の言葉の厳密な意味合いの違いについて今は言及を避ける)…

傘がない

都会では自殺する若者が増えている 今朝来た新聞の片隅に書いていた だけども問題は今日の雨 傘がない 行かなくちゃ 君に逢いに行かなくちゃ 君の街に行かなくちゃ 雨にぬれ 冷たい雨が 今日は心に浸みる 君の事以外は 考えられなくなる それはいい事だろ? …

ファン若しくは・・・

先日、書籍を3冊購入した。どれも10代20代の頃夢中になって読んだ、ある作家の本だ。で、今も夢中になって読むかというと、そうでもない。正直、心の中でもうこの作家から得るものはないな、と思いつつ読んでいる。名編集者の高橋一清氏が「同一平面上に同じ…

性(さが)

「まずいお酒だね。」 と母に言われた。言葉には不思議な力が宿る。それ以来、満足して飲んでいたカインズホーム銘柄の350㎖84円の発泡酒がなんだかイヤにまずく感じられるようになった。普段否定的なことは言わない母がめずらしくそんなことを言ったのには…

がっぺむかつく

がっぺむかついている。私はそうそう簡単に腹を立てる方ではないが、今目覚めたら何故か、がっぺむかついていた。だからこの文章を記している。私ががっぺむかつくのは個別論はともかく一般論としては「秘書が自殺した。」などと報道される際だ。 何に腹が立…