どこ吹く風

自分には全く関係・関心がないというように、知らん顔をすること。「何処吹く風と聞き流す」

幸せへの近道

年のせい?と言うわけでもなかろうが、最近≪幸せ≫についてよく考える。幸せの定義は人それぞれだろうが、この年になって1つ分かったことがある。もしかすると自己完結的に聞こえるかもしれないが、要は『自分を好きになれるかどうか?』ではないだろうか?な…

自由

先生、何考えてるの? いやちょっとね。みんなはロシアとウクライナの戦争知っているよね? もちろん どっちが悪いと思う そりゃロシアでしょ そうだね。アメリカをはじめ多くの国々はウクライナを応援している。日本も含めてね。でもどうして?どうしてロシ…

馬と鹿

私 さあ、今日はみんなに1つありがたい知恵を授けるぜ!聞きたい? 生徒 わーい聞きたい聞きたい! 私 昔々の中国にある年老いた皇帝がいた。天下を統一してやりたいことは何でもやった始皇帝だけど、その皇帝がついに死んじゃう。さて、死んだのが都だった…

なぜ世界史はつまらないのか?

2024年3月29日 春期講習 世界史 1日目 文責:長谷川 Q:なぜ世界史はつまらないのか? A:①“暗記”だから ~切り口を変えてみよう~ 例えば、中国史は歴代王朝の名称を順序通りに暗記する必要がある。 それは、もし、もし、かめよ♪ 等のリズムとメロディーで…

美意識をもて!

最近あるユーチューバーの動画をよく見る。そのユーチューバーはある企業の経営者でもあるのだが、経営者として独り立ちしたばかりの頃はいわゆる“人を見る目”がなかったそうだ。経営者として経験を積みながら“人を見る目”が次第に備わってきたと言う。 さて…

教養としての数学

数学に興味がある。以前にもこのブログで述べたが、学生時代私は数学が一番苦手だった。点さえ取れれば良いと、公式を丸暗記してテストに臨んでいた。「考える」という最も肝心な部分をおろそかにしていたのだ。結果、思うように点数が伸びず、苦手意識を持…

理性と感情と

先日、公共の温泉施設に両親を連れて行った。その際、ふろ上がりに親父が施設に備え付けの図書コーナーで『マンガで読むギリシャ神話』を若干恥ずかしそうに読んでいた。≪若干恥ずかしそうに≫と言うのは、うちの父は常々私に対して「マンガなんて読んでない…

本当の知

先日、前から乗っていた自転車が古くなったので、新しいのをネットで購入した。すると万事保守的な母が、「なんでもすぐにネットで買うのはどうかと思うよ。」といつものように小言を言う。対して私は「機会損失と言う言葉を知ってるかい?俺が自転車に乗れ…

学び続けることの意味

先日、ある生徒から「先生はどんな本を読んできたのですか?」と質問を受けたので、とりあえず田中芳樹先生と村上春樹先生をあげておいた。そこで、どの作品が一番面白かったか?という話なったので、お二方とも若かりし頃に書いたもののほうが面白かったね…

王様のレストラン

今日、仕事の帰り道の車中でランダム再生をしていたyoutubeMusicから平井堅さんの楽曲『プレシャス ジャンク』が流れて来た。久しぶりに耳にしたその楽曲に、私はドラマ『王様のレストラン』を思い出していた。(この楽曲はドラマのエンディング曲だった) …

毒を吐く

今日、中田敦彦さんの動画でコールドプレイの『Viva La Vida』について話しておられたので聞いてみた。聞いてみて、私は富野由悠季さんの『ガンダム』を思い出した。小説版を読んだことのある方ならご存じと思うが、1年戦争のあとアムロ・レイは連邦組織によ…

ものがたりの力

今日、堀江貴文さんの東京大学での講演の動画を見た。堀江さんが仰っていたのだけれど、起業するにしてもなんにしても、若いころのほうが有利だと。何故なら年を取るとその情熱はあっても体力が続かないからだと。体力ばっかりは若いころのほうが間違いなく…

【世界史を面白くする会】

以前、私が世界史の教師をしていたと言うと、大概の人は「え~そうなんですか?世界史・・・。」と返答する。そこにはあまり肯定的なニュアンスはない。「世界史」の後の微妙な間がそれを物語っている。 実際に聞いてみると、ほとんど全ての人から「世界史は…

褒められて・・・

だいぶ遅くなりましたが新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。 さて、先ほど堀江貴文さんの動画を見ていてい思うところがあったので感想を述べたい。今回の番組の議題は教育関係で、堀江さんの意見を要約すると「せっ…

背伸び

私事で恐縮だが、高校サッカーのテレビ中継を見ていると自分がサッカーをやっていた頃の事を思い出す。当時成人用のサッカーシューズは大方23.5㎝からで、まだ足の小さかった私は大人用のシューズを履きたくて、わざと自分の足より若干大きめの23.5㎝のシュ…

突然だがうちの父はよく酒を飲む。私が350㎖のビールなり発泡酒なりを一日一缶飲む程度なのに対して、彼は日本酒をアルコールの量からいって倍は飲む。それでいて肝臓のほうはいたって健康なのだからうらやましい。 たまに私が日本酒を自費で買って飲んでい…

今日、母が「今日の夕食は海鮮鍋だよ。」というので台所に見に行ってみたら、海鮮などこれっぽっちしかない。あるのは大量の白菜と竹輪だった。憤慨した私が「これじゃ、海鮮鍋じゃなくて竹輪鍋だろ!」と文句を言うと、母は「いやなら自分でスーパー行って…

存在理由

先日、髪を切ったので自撮りして10こ下の友人に送った。すると 「こういうのデータの無駄だからやめてくださいよ(笑)。と言うか、こういう事するの長谷川さんと川西さんくらいですよ。やっぱバブル全盛のころに思春期を過ごした人たちって自分のこと好きなん…

人は薔薇のみに・・・

文学部出身の友人はいつもこう言う。 「人間は形而上的なことを学ばねばならない。だから文学部こそが最も尊いのだ。文学部のない大学なんて大学とは言えない。」 私は「そんなもんかな。」と思いつつうなずく。(私も実は文学部出身)そんな調子で彼とは地…

ふり

その日の夢の中で、私はある学校で文化祭の準備をしていた。その学校は私の中学・高校・それと私が5年間勤めた女子高の、友達やら生徒やらがごちゃまぜになっていた。校舎内をぶらついていた私はある教室でよびとめられた。 「長谷川君手伝ってってよ。暇な…

転んでも

つい先日、学生時代の友人と久しぶりに会って飲んだ。その友人とつながれて本当に良かったと思う。ほかにも私には20歳前後の頃に友達になった連中と今でも頻繁に連絡を取ったり、私の文章を読んでもらったりしている。こうして古くからの友人とつながれるの…

本気

その昔、私が女子高教師を務めていた頃の話。授業のほうは自分で言うのもなんだがうまくいっていた。手ごたえを感じていたし、やりがいもあった。それに対して、手を焼いたのが部活指導だった。と言うのも、私が受け持ったのは陸上部で、私自身陸上競技の経…

クラウドファンディング

先日、何とはなしに自らが書いたこの一連の文章を読み返してみた。350近くたまった文章の中には「立派な文章だな!いったい誰が書いたのだろう?んっ俺か!!!」と思うようなものもあり(自画自賛)我ながらよくこれだけ書いたものだと感慨深い。 さて、こ…

守備的人間

先日、と言ってもずいぶん前になるが、仕事で学校に1年生の児童たちを迎えに行った際、連絡の不備で遅れてしまったことがあった。気づいた私は済まなかったと思い、足早になった。すると、それに気づいた他の支援員に「こういう時ほどゆっくり行くべきですよ…

心優しきタバコ人

よう、みんな! 今日は先生の言い訳?申し開き?まあ何でもいいや? とにかく聞いてくれ! まず、みんなに確認しておきたいんだが、 みんなの中で完璧な人間になりたい人っているかい? そう、完全無欠な人! いわばパーフェクトヒューマン! 先生はそんなも…

程よい距離感

前回のこのブログで、「自分のために生きるのか?自分以外の誰かのために生きるのか?どちらがより良い生き方か?」というテーマで論じたのだが、誤解を招きそうなので少し訂正をしておく。前回の本文では「人と人との間に生きるのが人間であるならば、自分…

良い相撲、良いサッカー、良い生き方

最近相撲をテレビで見る機会があった。ある力士が相手を右手・左手と2度にわたり平手打ち(相撲用語で張るという)をした場面を見た母が憤慨して 「あれは良くない相撲だね!やられたほうは腹が立つよ!あんな相撲大関がとっちゃだめだよ!」と言った。それ…

夢の中へ

私は聖人でも君子でもないから、素敵だな、お近づきになりたいなという女性が複数いる。深田恭子さんはもちろんだし、椎名林檎さん、最近では西内まりやさんもいいなあと思う。 というか、聖人だって君子だって本来はそうなのだ。でも、そこを理性の力でもっ…

平手打ち

私は小学校の1年か2年の時、初めて父に平手打ちを食らった。その時のことは鮮明に覚えている。確か母の実家に帰る途中だったと思う。母の実家のあるT市は私の住んでいた山間の小さな町からすれば大都会で、そこにある大きな本屋に連れて行ってもらい、恐…

宗教

現在、『こどもブッダのことば』(監修 齋藤 孝:日本図書センター)という本を読んでいる。その他にもいくつか仏教の入門書を図書館から借りている。私が仏教に興味を持ったのには理由がある。 それは、以下のようなものだ。 人づてに聞いた話なのだが、欧…