どこ吹く風

自分には全く関係・関心がないというように、知らん顔をすること。「何処吹く風と聞き流す」

2016-01-01から1年間の記事一覧

simple thinking

シンプルに考えることは意外に難しい。何故か?情報が氾濫しているからだ。本質はいつだって単純だと思うのだが・・・今回の米大統領選である。いろいろな切り口があるようだがあえて単純に≪経済≫という視点でとらえてみる。そこで、今回は「自由」と「平等…

祈り

以心伝心という言葉がある。 例えばフットボールのチームでもオーケストラでも、職場でも、家族でも、 長い時間を共有していると口に出さずとも気心が伝わるようになる。 そこには共有する無意識とでもいうべきものが生じる。 そしてそれがしっかりしている…

漫画と本

「漫画なんか読んでないで本を読め!」と、言われて育ってきた。この言葉の背景には≪漫画のほうが本よりも文化的に劣る≫という認識があってのことと思う。本当にそうなのだろうか?考えてみた。よく言われるのが、本のほうが文字で認識する分、情報量が多い…

5歳のモネ

NHKの『クローズアップ現代+』で相模原の障がい者施設での事件を扱っていた。 殺害犯の「障がい者は必要ない」という意思表示に対し、ジャーナリストの池上彰氏が 「人権の大切さを学ばねばならない」 という趣旨のことを述べておられた。私も高校の授業…

YES

以前に比べてよく本を読むようになった。 いくらか(といってもわずかなものだが)読んでみてわかったのだが、私が面白いと思う本には共通点がある。みな文体がシンプルでリズミカルだ。 一文に形容詞が二つも三つもあったり、不必要に難解な言い回しがされ…

相撲における八百長と北野武さんの発言に対して

以前、北野武さんが相撲の八百長騒動の際に 「相撲における八百長は是か非か?」 という質問に対し、 「相撲は豊作を祝って奉納する儀式である。つまりスポーツではないのだから、八百長は非ではない。」 という趣旨の発言をされていた。北野さんのこの発言…

波田陽区

「要するに、良心の呵責でしょ。」 「ドストエフスキーの『罪と罰』読んだことある?」と尋ねた私に友人はさらりと答えた。「カッコイイなあ。」私は思わずうなった。『罪と罰』やら『カラマーゾフの兄弟』やらを読んだことがあると聞くと、それだけで何かす…