どこ吹く風

自分には全く関係・関心がないというように、知らん顔をすること。「何処吹く風と聞き流す」

ジョーク

「あっH君がここにいる!」

都道府県別 怖い話』(出版社は解りません)を読むとはなしに読んでいるH君。その挿絵の登場人物を指して私が言った。H君は

「じゃっ先生はこれだ。」

とお爺さんのキャラクターを指して言う。私は

「俺こんなに年食ってないよ(笑)」

と言い返す(笑)。いつもの学童での一コマだ。私は続けて

「ねぇH君、隣りの部屋の大きなテレビあるでしょ。みんなが帰った頃になるとあのテレビから人が出てくるんだよ。知ってた?」

H君は

「知ってるよ。Y先生でしょ?」

と切り返す。私は「よく解ったね(笑)。」

と答える。私は

「他にもM君とかはこの中に住んでいるんだよ。知ってた?」

と文房具の引き出しをそっと開けてみる。

「いるわけないじゃん!」

とH君が笑う。

 少し離れた席では女子が2人で広瀬香美の『ロマンスの神様』を歌っている。私が

「ねぇH君。H君はロマンスの神様トイレの神様どっちを信じる?」

と聞くと、H君は

「どっちも信じないよ。先生はトイレの神様でしょ?」

と聞いてくるから私は

「まあねぇ。トイレの神様は毎日お世話になっているけど、ロマンスの神様はめったに舞い降りないからなぁ~。」

と答える。私は

「そんな事より、H君はおやつの神様って知ってる?『神ひとすじ』とか書いてあるコスチューム来ているの。他にも『神ざんまい』とか『一生涯神』とか書いてあるの。超面白いよ!今度見せてあげるよ!」

と言うとH君は

「いいよ、どうせつまんないから。」

と答える。いいや、H君。何でもかんでも頭から否定するのは良くないぞ!これを見給え。

おおひなたごう先生、大好きです!

こういうシュールなジョークが解るようになったら一人前だ!精進しろよH君!