どこ吹く風

自分には全く関係・関心がないというように、知らん顔をすること。「何処吹く風と聞き流す」

ウォーリーをさがせ!

 

学童での一コマ。

 

私:「H君、『ウォーリーをさがせ』を読んでいるの?」

 

H君:「そうだよ。先生もウォーリーさがす?」

 

私:「うん、一緒にさがそう!ウォーリーの奴もなかなかの曲者でね!こんなところにいるんじゃないかな?」そう言って隣に置いてあったH君の水筒の下をのぞき込む。

 

H君:「そんなとこにいないよ!」

 

私:「じゃあここはどうだ?」と言ってH君のふさふさとした髪の毛をかき分けて見る。

 

H君:「オーイ!そんなとこにいるわけないだろ!!!」

 

私:声に凄みを聞かせて「ウォーリーをさがせ!この近くにいるはずだ!決して逃がすんじゃない!」

 

H君:「そういうの止めてもらえる?ふざけないで!」

 

私:「悪かったよ。H君。でもすぐにジョークだってわかるんだね!すごいH君。賢いね!大したもんだ!!!」

 

H君:「くだらないこと言ってないで早く探してよ!」

 

私:「いや、もうとっくに探してるよ!ウォーリーはね我々のみんなの心の中にいるんだよ!みんな気が付かないだけだよ!」

 

H君:「いや先生の心の中だけじゃない?少なくとも僕の中にはいないよ!」

 

私:「やるなH君。一本取られた!ジョークの何たるかがわかってきたね!その調子でジョークのわかる素敵な大人になってね!先生が教えられるのはそのくらいさ!」

 

H君:「先生は存在自体がジョークでしょ!ドント・ウォーリー!」

 

私:「(笑)(笑)(笑)(泣)」

 

今日も学童は平和です。暑い日が続きますが、皆さんお気をつけてお過ごしください!

ではまた!

探さないでください(笑)