先日部屋の掃除をしていたらこんなCDが出てきた。
I’m proud いつからか 自分を誇れる様に なってきたのはきっと あなたに会えた夜から~
小室哲哉:作詞作曲 華原朋美 歌のサビの部分。1996年のヒット曲だ。もう四半世紀も前の楽曲になってしまった。今その歌詞を読んでみると面白い。成る程時代を感じさせるのだ。男女平等が叫ばれる現代だったら、自分を誇れるようになったのは、仕事で大きな契約をとった時からとか、~賞を受賞した時からなど、その歌詞にも変化が現れるのではないか?この四半世紀で男女の在り様も価値観も変化してきたという事か。何かそれはそれで味気ない気もする。若しくは時代は変わろうがやはり女性にとって自分に自信を与えてくれるのは大切な「あなた」の存在に他ならないのだろうか?私は女性ではないのでその辺は解らない。
男として、というよりは漢として私が中学3年の時に出会ったバイブル『逆境ナイン①~⑥島本和彦』で私が学んだのは
〇男だったら一事が万事!!!
〇女とは追わせるものと見つけたり!!!
等々の名台詞だったが、これらはどうやら確かに時代遅れになりつつあるようだ。日々実感する。もし男女の在り様がこのように変わっていくものならば、文化芸術の在り方にも変化が出てくるだろうか?
ただ男だろうが女だろうが、自分を誇れるようになるのに他者の媒介を必要とするのは何だか少し情けない。自分を誇るのは1日1日の自分自身の積み重ねに他ならないというのが私の持論だ。その意味で
I need to be myself
と歌ったoasisはやはりカッコいいのです。
PS.最近よく読む noteの読書童貞 さんの記事に
〇チェーホフ「可愛い女」で読む、むきだしの美しい愛情の切なさと愁い|読書童貞[文学作品解説]|note
〇芥川龍之介「六の宮の姫君」で読む、受け身の生活の不甲斐なさ|読書童貞[文学作品解説]|note
がありました。女性の生き様の変化というのも面白いテーマだと思います。
華原朋美 - I'm proud PV(original full version) - YouTube
「長谷川漣の何処吹く風」もあわせてどうぞ。あと1回です。