どこ吹く風

自分には全く関係・関心がないというように、知らん顔をすること。「何処吹く風と聞き流す」

宗教

 現在、『こどもブッダのことば』(監修 齋藤 孝:日本図書センター)という本を読んでいる。その他にもいくつか仏教の入門書を図書館から借りている。私が仏教に興味を持ったのには理由がある。

 

 それは、以下のようなものだ。

 人づてに聞いた話なのだが、欧米のビジネスパーソンは懇意になってくると「あなたの宗教は何ですか?」と聞いてくるらしい。この事から少なくとも2つのことがわかる。

 

1つ:欧米のビジネスパーソンは各宗教の特徴や違いをわきまえている事。

2つ:その宗教の特色が当人の人格のコアと深くかかわっていると理解している事。

 

 そして、この2つから次のことがわかる。

欧米のビジネスパーソンが、宗教一般に関してほとんど理解していない我々日本人よりも、教養という意味合いにおいて少し先を行く事。

 

 私も最近になってやっとキリスト教、仏教、イスラム教のそれぞれの特色や、創始者の人柄などがなんとなくだが推測できるようになってきた。

 

パンクで反体制的なイエス

育ちが良く理知的なお釈迦様(私は仏教徒なので敬称をつけてこうお呼びします。)

商人の出身で常識人のムハンマド

 

とまあ、そんなところだ。(あくまで素人の見解です。)

そして私は仏教についてほとんど知識がない。

 

 仏教徒であるというのに自分の宗派すら知らなかった私が、いざ欧米のビジネスパーソンと出会った際(まあ、出会うことはなさそうだけど・・・。)困らないようにするため、遅ればせながら仏教を学びたい!とそう思うのだ。

 

 そんなわけで今私は、お釈迦様の生きた時代背景と、その教えや人柄について深く知りたい。今までほんの2~3冊読んだだけだが、特徴的だと思ったのは、お釈迦様が、他ならぬ理性によって苦しみを乗り越えようとしたところだ。例えば、

 

どんな人であれ、人である以上いつかは死ぬ。そう考えると少しだけ死が怖くなくなる。

 

という下りだ。(出典は確か、新潮社『ブッダのことば』:中村元だったと・・・。) 

 お釈迦様とは、まさに理性の人だったのではないか?私はそう考えている。

 

 キリスト教にはキリスト教の、仏教には仏教の、イスラム教にはイスラム教のそれぞれの特色や創始者の人となりというものがある。そういった事柄を学んだうえで私はこの宗教が良い!と考える人が出てくるのも、面白いのではないか?そんなことを考えた。

 

 まだまだ勉強不足なので、もう少し自分の中でまとまってきたら文章にしてみたい。

 

そんなわけで、この文章をお読みの皆さんは『宗教』興味ありますか?

私はあります!そして何を隠そう、私は仏教徒なのです。

諸行無常