どこ吹く風

自分には全く関係・関心がないというように、知らん顔をすること。「何処吹く風と聞き流す」

おとな

やあ、ボーイズ&ガールズ

今日はズバリ「大人」って何かについて話すよ!聞きたい?

 

聞きたい!聞きたい!

 

今日は結論から言ってしまう。大人とは自己客観視して「恥ずかしい」と感じる事の出来る人を言うんだと思う。

 

自己客観視って何?

 

「恥」ならわかるよ!おならしたら恥ずかしいでしょ!

 

うん、その2つについてこれから説明していくよ!しっかり聞いててね!

話は移るけど先生の知り合いの娘さん(小学3年生)が今イジメにあっている。先日も一生懸命作った雪だるまを、それと知ったうえで同級生二人に壊されてしまった。それを見たその子は目に大粒の涙を浮かべてたって。ひどい話だね。イジメってひどいね。特に小中学生のイジメってとてもひどい。かくいう先生も人をいじめたこともあるし逆にいじめられたこともある。やっぱり小中学生の頃のことだったよ。でもそれが高校生や大学生になるとグッといじめは少なくなる。何故だと思う?

 

大人になるから

 

うんまあそうなんだけど、かみ砕いて言うと・・・?

 

いじめをしている自分を客観的に見て、恥ずかしいと思うから。

 

そうなんだ。小中学生の頃は解らないけど、高校生くらいになるとイジメをしている自分を客観的に見る事が出来るようになってくる。自己客観視ってやつだね!そして、そういう自分を「恥ずかしい」と思えるようになってくる。これが先生の考える大人だ!

 

恥ずかしいと思わなければイジメもなくならないってこと?じゃあ、何で「恥」なんて感情を持つの?「恥」なんて感じなければいいじゃん。その方が楽じゃん!

 

いい質問だね!なぜ「恥」って感じるのか?みんなは鏡もってる?女子はそのうちお年頃になると鏡ばっかり見るようになってくる。何で?

 

身だしなみを整えたいから。

 

理想の自分に近づきたいから

 

そう、そうなんだ!自分の理想とする容姿に近づきたいから鏡を見てチェックするんだ!じゃあ外見はそれでいいよ!オシャレ雑誌のモデルを見て参考にするのもいい。でも、内面はどうするの?自分の内面を理想に近づけるための鏡ってどこにあるの?

 

え~わかんない!

 

よ~く探して!結構近くにいるよ!

 

解かった!お父さん、お母さん!それに先生だ!

 

御名答!そうなんだ!お父さんやお母さん、それに先生と呼ばれる人たちは、みんなの鏡にならなければいけないんだ!かくいう私も先生の端くれだけど(笑)。みんなが判断に困った時「ああ、お父さんならどうしただろう?お母さんならこんなときどうするだろう?」「サッカーやっても負けてばっかり。どうしてもチームメイトのせいにしてしまう。でもこんなとき先生ならどうしたろう?きっとチームメイトの悪口なんか言わないに違いない。自分が至らなかった。何とか逆転しようってみんなを盛り上げたに違いない。」

ちなみに一般に先生と呼ばれる人たちのお給料が高いのは先生だからこそなんだ!

 

えっどういう事?

 

うん、さっきも言った通り、先生って職業はみんなの内面の鏡にならなければならない。つまり理想やお手本ってこと。誰かのお手本としてふるまうのはとってもとっても骨の折れる事なんだ。さっきのサッカーの話じゃないけど、うまくいかないのを人のせいにしたり、誰かの陰口を言って憂さ晴らしをしたり、そうできたらどんなに楽な事か!!
でもみんなのお手本である先生がそうだったらチームが上手くいきっこないだろ?だから先生ってのはある意味ストレスのたまる職業でもある。みんなのお父さんお母さんだってそうなんだどね。まあ、だから先生って呼ばれる職業の人はそれなりに高いお給料をもらっているんだ。

 話はそれたけど、この「理想」と自分がかけ離れた事をしてしまった時どう思う?

 

自分が情けなくなる。恥ずかしいって思う!

 

そうなんだ。このように「恥」って感情は自分の「理想」と自分を照らし合わせて初めて生まれる感情なんだよ。つまり「理想」を持っているから生まれる感情と言える。「理想」や難しくいうと「美意識」があって初めて「恥」って感情を持つ事が出来るんだ。逆に「理想」や「美意識」のない所に「恥」もない。それはそれで楽かもしれない。でも、「理想」のない人生なんて何か虚しくないか?その意味で「恥」は人として大切な感情だと思う。多分だけど動物一般には「恥」って感情はないんじゃないかな?もしかしたらある動物もいるかもしれないけど・・・。人間を人間たらしめる感情それが「恥」だと思う。そしてその「恥」って感情を持つことが大人への第一歩なんじゃないかと先生は思うんだ。

 

じゃあ先生自身はいつごろから「恥」を感じたの?いつ大人になったの?

 

先生はお母さんのおなかから出てくるとき素っ裸でこりゃ恥ずかしい!!!と思ったのをよく覚えているよ(笑)というのはもちろん冗談で、先生が人並みに大人になったのは20代も後半になってからだったよ。だいぶみんなから遅れてしまったかもしれない(冷や汗)

 

そうなんだ!なんか安心!

 

うん。だからみんなもゆっくりでいいから自分の理想となる人を・・・それは現実の人でも、本やマンガの登場人物でもいいから見つけていくといいね!そして、その人ならこんなときどうするだろうと自分で自分に問いかけるんだ。そすることが大人への第一歩なんだと思うよ!

 

ふ~ん。じゃあ俺は先生を理想にする!!!

 

お~っと、そいつは悪いけどやめときな!!!この私を理想にすると火傷するぜ!!!!

 

出たよ!大ぼら(笑)

 

そんなわけで、今日の先生の話はこれまで

歯磨けよ!頭洗えよ!ではまた!!!

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ゆっくり大人になろう!