どこ吹く風

自分には全く関係・関心がないというように、知らん顔をすること。「何処吹く風と聞き流す」

ロゴスを獲得せよ!

 日本人って女性的な民族だよな~と思うようになって久しい。無論、何をもって男性的、何をもって女性的とするかによるのだが・・・。

 

 私の見解はこうだ。

 

 理性・論理で象徴されるのが男性、これに対し、感情・情緒で象徴されるのが女性と定義してみる。すると私の目から見て、日本人は、本来、理性や論理で象徴されるべき男性であってさえ、非常に感情的だし情緒的だ。論理や理性で判断すべき事柄を“なんとなくみんなが丸く収まればよし”とする。非常に情緒的・感情的だ。そこに合理的・論理的判断はない。つまりは女性的だ。

 

 それが良いのか悪いのか私はその判断を避ける。ただ客観的に見て、成熟した個人から成る民主主義には向かないし、昨今進む、いわゆるグローバル化にもついては行けないだろう。

 

 みんなが丸く収まる。言い方を変えれば事なかれ主義。もう少し深堀してみるなら誰もがリスクを取りたがらない。つまりは自分に火の粉がかぶるのを避ける。そうやってここ何十年かこの国は歩みを進めてきたのだろうなぁと、それくらい私にも推測できる。挙句がこのざまだ。

 

 さて、そんな女性的な国の学童と言う女性と子供が主体の職場、つまりいかにも女性的な職場で私は働いている。そうしてみると自分がいかに男性的であるかを再認識する。つまり私は非常に理性的・論理的な人間だと。でもまあ、私が綴っているこの一連の文章を読めば私の思考回路が非情に論理的・理性的だというのは極々自明のことだ。今さらと言えば今さらの話でもある。

 

 そして私のようないかにも男性的男性が学童と言ういかにも女性的職場で働くのは正直しんどい。居場所がない。こりゃ仕事選び間違えたかな~と思っていたが、最近そうでもないと感じるようになってきた。男子の児童は10歳くらいになれば早い子は今まで述べてきた理性・論理等の(語源をさかのぼると)【ロゴス】を獲得する。この【ロゴス】を獲得した彼らとは気心が通じると言うものだ。

 

 最近では《男になる》と言うのは第2次性徴がどうこうとか彼女ができたとかを言うのでなく、この《【ロゴス】を獲得する事を言うのだな》と思うようになってきた。

 私の居場所を拡充するためにも早いところ男子諸君には【ロゴス】を獲得して欲しい!そのためにも、

 

まずは学校の勉強をしっかりやれ!

次に本を読め!将棋を打て!囲碁もいい!

そして考えろ!考えてから喋れ!

 

 以上、居場所の少ない学童支援員からのお願いです(笑)。

はじめにロゴスありき!