NHKスペシャル『シリーズ人体』によれば、言葉と人体には不思議な関係があるらしい。
リオパラリンピック陸上で全距離種目メダル獲得のタチアナ・マクファーデンさん。
常人ならそれ以上の肉体の行使には脳からストップがかかるはずのところ。それを彼女は「私は出来る」とロシア語で唱える事により克服したという。
彼女の脳には言語を司る分野と運動を司る分野に通常では見られないほどの太い?伝達回路?ができていると番組では述べていた。何でも旧ソビエト出身のマクファーデンさんは車いすの無い生活を送らねばならず、都合上、逆立ちで移動せざるをえなかったのだとか。その際唱えたのが「私は出来る」と言う言葉だった。言葉の力ってすごい!
全距離種目メダル獲得の彼女とは比べるべくもないが、私にも似た時期があった。
その頃の私は事あるごとに「負けてたまるか!」と唱えていた。ただ悲しいかな。マクファーデンさんとの違いは、私の場合「相手ありき」だったことだ。私が「負けてたまるか」と唱えるごとに相手はより強大になっていき、最終的には・・・私のことをよく知る皆さんはご存知の通りだ。我ながらよくまあ、よみがえったものだ。
さて、本来なら無くしていたはずの人生を取り戻した私。
その私が最近職場の仏様の前で唱えるのは
「今日も平和でありますように」
平和のありがたみと言うものが解ってきた今日この頃なのです。
「そんなわけで、明日も平和でありますように!」
お休みなさい。な~む~。