どこ吹く風

自分には全く関係・関心がないというように、知らん顔をすること。「何処吹く風と聞き流す」

感動したこと

 今日感動したことを1つ。

 サッカーの高校年代の最高峰リーグである高円宮賜杯プレミアリーグを観戦してきた。まだ育成年代の選手たちの事なのでチーム名は伏せておくが、その試合を見ていて感動したことがあった。ここに記しておきたい。

 私のひいきにしているチームはいつも巧みにパスをつないでディフェンスの網を崩しゴールに結びつける。そこが好きでそのチームをひいきにしているのだが、1つだけ残念に思う事があった。綺麗に崩すことを重んじるあまり、遠目からシュートすることが極端に少なかったのだ。

 「遠目からのシュートがあると思えばゴール前に張り付いたディフェンスを引きはがすこともできる。こぼれ球がチャンスにつながることもある。もっと遠めからでも積極的に狙えばいいのに。チームの方針なのかな?」

 とそんなことをずっと考えていたのだが、今日、おそらく1年生と思われる選手が、遠目から矢のようなシュートを放った。私は「そうだそれでいい!」と思わずうなった。そのシュートは惜しくもゴールわきにそれたが、それを見た、こちらは3年生の選手が両手をあげてシュートを放った下級生に拍手をしていた。その光景を見て私は思わず鳥肌が立った。下手の横好きである私が考えるくらいだから、同じように「もっと遠めから打とう!」と感じていた選手はいたのだろう。それをやってのけた自分より年下の選手をあのように祝福できる。立派だなあ、偉いなあと思った。

 別の予定があって前半戦だけ見て帰ってきたが、前半だけでもう1本遠目からの鋭いシュートがあった。

 「ああ、もしかすると、こうしてチームって成熟していくのかもしれない。今年はいいチームになりそうだなあ。」

 そう思いながら帰途に就いた。

 選手の皆さん、お疲れ様でした。有難うございました。

頑張れ!!!