どこ吹く風

自分には全く関係・関心がないというように、知らん顔をすること。「何処吹く風と聞き流す」

勉強の意味

「せんせ~い、何で勉強なんて面倒くさい事しなきゃならないの?」

どうした?~君、何故勉強しなけりゃならないか?好い質問だね。それは大いに考える必要がある。どれちょっと考えてみよう!

まずこの社会は大前提として貨幣経済で回っている。つまりお金が必要だ。さて~君が将来お金に困ったとする。でもさいわい~君は“土地”をたくさん持っている。~君はどうする?

 「土地を売る。」

そうだね。では~君は金遣いが荒くてまた、無一文になった。でもまだ~君にはたくさんの宝石がある。どうする?

 「宝石を売る。」

そうだね。さて、金遣いの荒い~君はまたもや無一文になってしまった。今度こそ何にもない。さあどうする?

 「働く。」

働くのに「読み書き計算」が出来なかったら?

 「無理。」

そうだね。その為には?

 「勉強する。」

そうだね。もしも~君の土地から石油が無限に出るとかダイアモンドがザックザック出るとかだったら、もしかしたら~君は一生働かなくてもいいかもしれない。実際世界にはそういう国もある。でも、残念ながら~君はそうじゃないよね。
今出てきた“土地”とか“石油”とか“ダイアモンド”とか“宝石”のことを難しく言うと“資産”って言うんだけど、同様に「読み書き計算」が出来る事も見えない“資産”なんだ。そして日本を含め多くの先進国ではこの「読み書き計算」という“資産”を国が授けてくれる。その際国は我々からお金取っている?

 「とってない。」

そう、“ただ”で教えてくれるんだ。教科書“ただ”だったもんね!これって実は結構ありがたい事なんだよ。だって世界には生活が苦しくて勉強できない(つまりお金が無くて勉強できない)子供もいるし、女性には勉強させない国だってある。(今ニュースで話題のアフガニスタン

それに、今私が何故勉強する必要があるのか説明してきたけど、そのためにはある程度の“知識”と物事を筋道立てて考える“論理的思考”とたとえ話を用いる“抽象的思考”が必要なんだ。そしてそれらは勉強する事で身につくものなんだ。つまり「何故勉強する必要があるか」を説明するためにもやっぱりある程度「勉強する必要」があるんだ。この話わかる?

 「うんわかるよ。勉強する意味について説明するのにも“勉強”する必要があるってことでしょ?」

そうだね。それにおもしろいでしょ。“わかる”と。勉強して物事の仕組みが“わかる”っていうのはそれ自体でおもしろい事なんだ。それがわかると勉強自体が楽しくなってくる。そこまでくればしめたものなんだ!知的好奇心ってやつだね!みんなの知的好奇心をくすぐるような話が出来れば教える側としては合格だ。

 「ふーん。じゃあさ、そもそも働きたくない人は?」

んっおもしろい所をついてきたね!それは私が聞きたいよ。難しい話になるけど不労所得(働かずに自動的に入ってくるお金が)が支出(出ていくお金)よりも多い人もいる。それが理想と言えば理想だね。

 「???わかんない。つまり先生は働くのが嫌いってこと?」

いや、そうは言ってない。でも、週休4日。つまり3日働いて4日休むくらいがちょうどいいんじゃないかとは考えている。

 「ヒマだね。何すんの?」

そうだね、やっぱグラス片手に文化・芸術をたしなみ歴史に思いをはせるのがいいかなぁ。

 「なんだ、要は怠け者じゃん(笑)」

うん、ナマケモノいいよね!人がナマケモノでいられるように我々人類はコンピューターとかAIを創り出してきたんだ。コンピューターやAIに出来ることは彼らに任せてもっと“のんびり”すべきだと思うよ。我々は。

 「先生はのんびりしすぎだと思うけど・・・。だったらうちらも勉強よりのんびりしたいよね。」

話しが戻ってしまった(笑)。まあ、とにかく今日はここまで!

 

頭洗えよ! 歯磨けよ!

 

ではまた!

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すごくコスパのいい生き物です。