「髪を切ってもらうなら断然男の美容師さんだね。」
「うん、間違いない!」
友人と私は見事に意見が一致した。今日、昼食(ラーメン)を食べ、その後いわゆるゲームセンターに行った帰り道、車中での会話だ。
「髪を切るってのは突き詰めれば、かなりマニアックな仕事だよ。生え際、つむじの数や向き、毛の流れや太さ、癖、等々。それらを理詰めで落とし込んでかなきゃいけない。そして物事を理詰めでトコトン追求するのは絶対に男の方が向いている。女性ってのは良くも悪くも情緒的な生き物だよ。」
「そうだね、ある意味職人技だよ。俺も前に女の人に切ってもらった事あるけど、絶対男の方が上手い!」
「椎名林檎さんも言ってる。女は感情の生き物だってね。まず感情ありきだ。その上に上っ面だけの論理をかぶせてくるから厄介だ!そしてそれを客観、俯瞰する視点に決定的に欠けている。無論例外もあるんだろうけれど・・・。椎名林檎さんが他の凡庸な女性と一線を画しているのは、自身を含めた女性が感情的な生き物だと客観視出来ている点だよ。それが出来るだけで立派だと思う。」
「お前、何かあったのか?」
「いや別に何もないけど・・・。」
私は女子高に勤めていた頃の事を思い出した。それはもう「愛憎の嵐」だった。
「まあ、もちろんメルケル首相みたいな人もいるわけだし一概には言えないけど・・・。ただ、前に勤めていた職場の経営者が女性だったんだけど俺酷い目にあったぞ!今思い出しても腹が立つ!」
「まあ、女性は職人には向いていないって事だな。あと経営者や政治家にも。」
「そうだな、男尊女卑と言われようが何と言われようが構わないが、それは確かだ!でも・・・。」
「でも?」
「でも、母親になれるんだからそれらを補って余りあると俺は思うんだが。」
「確かに!」
「母親ってのはとても重要な社会的役割だと思うんだけどな~。よく俺の母が結婚相手ってのは自分の子供の母親になる女性なんだからと言っていたが・・・。」
「結婚すんのか?相手見つかったの」
「いや、しないよ。だから医師でも看護師でもいいから紹介してくれって!」
「女医に知り合いはいないし、看護師はほぼ全員既婚者だ。残念。」
「まあいいや。期待してないから。俺はいずれ文壇デヴューして、芸能人と結婚するからいいよ。その頃はお前なんぞからは手の届かない存在になってやる!」
「出たよ、ほら吹き中年(笑)」
ちなみにこの友人は今日ゲームセンターのクレーンゲームで2000円近く無駄にした。月々の小遣いがいくらかは知る由もないが、財布のひもは奥さんがしっかりと握っているそうな。
さて、女性の社会進出が叫ばれる昨今ですが、皆さんはどうお考えですか?私?私の見解は上記の通りです。ただ、ここからは真面目な話。今日行ったゲームセンターでベビーカーで泣いている赤ちゃんを横目にコインゲームに興じているママさんを見かけました。何と言うか人様の事なのでああだこうだ言う事は憚られるのですが・・・、でもやっぱり言わせてもらうと絶対によくないと思います。今度同じような場面に出くわしたら一言注意しよう。「赤ちゃん泣いてますよ」と。それも中年の社会的役割かと・・・。そう思ったのでした。
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