どこ吹く風

自分には全く関係・関心がないというように、知らん顔をすること。「何処吹く風と聞き流す」

王様は裸だ!

 私の中で今、ポケモンと将棋が熱い。と言うのもどちらも職場の学童で大人気だからだ。子供たちはポケモンが大好きだ。そして、最近では将棋が彼らの間で大流行の兆しを見せている。おやつの時間が終わると決まって「ハセッチ将棋しよー。」と子供たちがやってくる。私も将棋を指すのは久しぶりだったのだが、これがこの上なく面白い。大概は私が勝つ。でも「待った」は無限に受ける。どうすれば詰まずに済むか延々と考えて、最後までやってそれでも詰むときは詰みにする。子供たちも満足して納得して、もう一回やろう!という事になる。子供たちはどんどん吸収する。覚えが速い。危うくすると負けそうになる。今が伸び時なんだなと実感する。そんな訳で先日、Amazon羽生善治さん監修の子供むけの将棋の本と任天堂64で遊べるポケモンのソフトを購入した。最近では学校から子供たちが学童にやってくるのが待ち遠しい。早くやってこないかなと文字通り首を長くして待っている。どちらが相手をしてもらっているのだかわからない(笑)。どうも自分は子供に好かれる?子供と気が合う?らしい。逆に言うとどうも自分は大人社会って奴になじめないのかなあと。お互いに程よく距離をとって、危なげない話題で盛り上がってまた明日。と言うのが下手らしい。それ以上に「空気を読む」という事が嫌いなのだろうと思う。出来ないわけではない。と自分では思う。私に言わせれば「空気を読む」とはその場の順位序列をわきまえた上で、その順位序列にふさわしい言動をとるという事に他ならない。それって予定調和以外の何物でもないのでは。「この場ではあの人についた方が得だな」とか、「この場ではお茶に濁した方がいいな」と言うような計算を瞬時にする、もっと言えば人生の算盤を弾くという行為がどうも私はできないのだ。と言うかしたくないのだ。道理でサラリーマン社会が苦手だったわけだ。でもそれで良いと思う。「王様は裸だ!」と叫ぶのはいつだって子供なのだから。私の愛するoasisの楽曲に『Roll With It』がある。ごくごく単純な歌詞なのだが非常に気に入っている。

 

You gotta roll with it

You gotta take your time

You gotta say what you say

Don’t let anybody get in your way

‘Cause it’s all too much for me to take

 

流れにのっていこうぜ

焦る必要はない

言いたいことは言ってやれ

誰にも邪魔なんかさせるな

そんなの俺にはもううんざりなんだ

 

Don’t ever stand aside

Don’t ever be denied

You wanna be who you’d be

If you’re coming with me

 

隅っこになんか寄るな

否定なんかさせるな

俺と一緒にいると

自分らくし居たいって思えるだろ

 

(以下省略)

 

以前にも書いたが、どうもoasisの楽曲は曲想がよく言えば純粋だが、悪くいえば幼いのかもしれない。それが好きだというのだからどうも私もそうらしい。ただこれは楳図かずおさんも仰っているのだが「世の中を前に進めるのはいつだって子供だ」と。私もそう思うのだ。

 

いいかい、空気ばっかり読んでいるような大人にだけはなるな!

大声で叫んでやるのさ!

王様は裸だって!

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