書籍化に当たってこれまで書いてきた文章を読み返してみた。どれも不惑(40)を超えた人間の書いた文章としては幼いのではないか、良くも悪くも俺は俺自身以外の何物にもなれないな。と思った次第だ。で、思う。それでいいじゃないかと。一番怖いのは自分自身を見失ってしまう事だ。背伸びをしたり、縮こまったりしないでありのままの自分で行く、これが一番大切なんじゃないかと。世渡り上手な俺、とか、大人な俺というのは一向に自分らしくない。そんな文章誰も読んでくれやしないのではないか。四十を越して私は自分自身の再発見だ。笑いたければ笑えばいい。俺は俺以外の何物でもないのだ。
I need to be myself ♪
I can be no one else ♪
Oasis 『Supersonic』 より