どこ吹く風

自分には全く関係・関心がないというように、知らん顔をすること。「何処吹く風と聞き流す」

頭カラッポの方が

暗記が苦手だ。

 現在ある資格の取得に向けて勉強中だが、ひと月勉強から離れていると頭の中からすっかりすっ飛んでいる。暗記してもすぐ忘れてしまうのだ。自分でもよく解っているので暗記科目は試験の直前1月前くらいから集中して勉強をして、頭に詰め込んだ時点で試験を受ける。試験に受かったらすっかり忘れる。というのが私の常だ。いわば忘れるために覚えるようなものだ。このように私は記憶力が人一倍ない。その割には、と言っては何だが、私の脳裏には今まで読んだ小説、マンガ、映画等の警句や名シーンが深く刻まれている。

 

「勝つことばかり考えていると人は際限なく卑しくなるね。」

銀河英雄伝説田中芳樹先生より)

 

「それはそれ!これはこれ!」

逆境ナイン 島本和彦先生より)

 

「無限の宇宙に比べれば、人間は矮小な存在に過ぎない。しかし宇宙の無限を認識できるのもその矮小な人間なのだ」(18世紀の哲学者エマニュエル・カントの言葉)

 

「直子は僕の事を愛してすらいなかった。」

ノルウェイの森 村上春樹先生より)

 

どの小説で、どのマンガで、どの映画で、どんな警句や言葉が出てきたのかびっしりと脳裏に刻まれている。それはやはりその小説なり、マンガなり、映画なりが面白かったからなのだろう。だから言葉が心に刻まれて、自分の血肉になっている。

 しかし、社会人になってみて改めて感じるのは、「資格試験等の無味乾燥な文言や細かなルールをどれだけ正確に頭に叩き込めるか、それができなければ役に立たてない。」という非情な現実だ。そのような観点からすると、どうも私の頭は社会的に有用ではないらしい。平たく言えば能無しだ。もしかすると世の中の中高生、社会人にも私同様の無力感にさいなまれている方々がいるのかもしれない。でもそんな人たちにこそ心に刻み込んで欲しい言葉がある。1990年代のアニメ『ドラゴンボールZ』の主題歌のサビの部分

「頭空っぽの方が、夢詰め込める~♪」

という破天荒なフレーズだ。初めてこのメロディーとフレーズを耳にしたとき「イカシテル」と感じたのをよく覚えている。今思い返してみても、なんと素敵なフレーズではありませんか?歴史の年号を語呂合わせで暗記するより、このフレーズをそらんじる方がはるかに豊かな人生を送れると思う。そうです「知識には限界があるが、想像力は世界を包む」アルバート・アインシュタインより)なのです。で、私も文章を書くからには「心に刻み込まれるようなフレーズ」を残したいと思う。それが出来れば本望なのです!

 

光る 雲を突き抜け Fly Away (Fly Away)

からだじゅうに 広がるパノラマ

顔を 蹴られた地球が怒って(怒って)

火山を爆発させる

溶けて北極(こおり)の中に

恐竜がいたら 玉乗り仕込みたいね

 

CHA-LA HEAD-CHA-LA

 何が起きても気分は へのへのカッパ

 CHA-LA HEAD-CHA-LA

 胸がパチパチするほど

 騒ぐ元気玉‥‥‥Sparking!

 

空を 急降下 Jet Coaster (Coaster)

落ちてゆくよ パニックの楽園(その)へ

景色 逆さになると 愉快さ(愉快さ)

山さえ お尻に見える

悩む時間はないよ

何処かに潜む「ビックリ」に逢いたいから

 

CHA-LA HEAD-CHA-LA

「頭カラッポの方が 夢詰め込める 」

CHA-LA HEAD-CHA-LA

笑顔ウルトラZで

今日もアイヤイヤイヤイヤイ

 

★repeat

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週刊少年ジャンプで連載当時、私も夢中になりました!