どこ吹く風

自分には全く関係・関心がないというように、知らん顔をすること。「何処吹く風と聞き流す」

紙一重

先日ある年配の方とお話しする機会を得た。

 

「あなたは一見温和で

言われたことをなんでも受け入れそうだけど

その実、芯がしっかりしているようだ。」

 

「いえ、芯がしっかりしているわけでも

何でもないのですが・・・

ただ、私の好きなロックバンドの歌詞にあるのです。

※『Get  grip of yourself It don't cost much

つまり、

≪自分自身の舵をとれ。そんなに難しいことじゃない≫

自分にとって何が大事で何が大事でないか?

何が好きで何が嫌いなのか

ひいては自分が何者であるのか

それがわかっていればいいんだ。

 

という歌詞なのです。

そして僭越ながら言わせていただければ

私は私という人間がよくわかっているのだと思います。」

 

自分の何にそんなに確かな

アイデンティティーを持っているのだろう?

学歴か

人望か

はたまたそのルックスか?(笑)

どれも違う。

強いて言うなら

「天才と○気は紙一重であり、

その○気の側から

こちらに戻ってきた。」

といったところかもしれない(笑)

 

こんなジョークを言えるようになるのに10年かかった

それが私のアイデンティティーの根源なのだと思う。

もちろんそこには両親をはじめ

いろいろな方々の助力があった。

本当に感謝している。

言葉では表せない。

 

自分自身のアイデンティーを自分以外の人に負っている。

これが「お蔭さま」の心境なのだろうか?

この年になって初めてそれがわかった。

これは人類にとっては小さな一歩だが

私にとっては大きな一歩だ。(笑)

 

「お蔭さま」で取り戻した人生の残り半分を

なるべく有意義なものにしたいと思うのだ。

紙一重を行き来した人間の一人として・・・

 

このブログはそのためのものでもあるのです。

 

 

 

※『Get  grip of yourself It don't cost much

oasisの名曲『Whatever』の歌詞の一部

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