どこ吹く風

自分には全く関係・関心がないというように、知らん顔をすること。「何処吹く風と聞き流す」

意味なんて・・・

意味なんて・・・

 

「意味なんて♪

ないさ、暮らしがあるだけ♪

ただ腹を空かせて

君のもとへ帰るんだ♪」

 

星野源の『恋』という曲のワンフレーズが気にかかる。

詩的な言い方をすると心の琴線に触れる。

 

私くらいの年になって独身の友達は

仕事なり、趣味なり、

各々の面で社会的「意味・意義」の

あることをしようとしている。   

自身の仕事・趣味を深堀してそれなりの成果を上げているのだ。

「一人暮らしで自由に使える時間が余りある」

というのも一つの理由だ。

家族がいない分その時間を自分のために費やせる。

当然といえば当然だ・・・

僭越ながら私のブログも同じだと思う。

 

ただこの歌詞を聴いて妙に心にひっかかるのは

「意味とか意義」なんて大それたことなくてもいいから

ごく当たり前の暮らしを手に入れる機会は

一度ならずあったのにという

いわば後悔の念からだ。

 

There   is   no  use  crying  over  spilt  milk.

「腹水盆に返らず」

とはよく言ったもので

まあ、過ぎたことは仕方ない。

 

と頭で理解していても、

それでもこのフレーズにひっかかるのは

感情を理性で統御することの難しさからだろう。

 

最近ウォーレン・バフェットという投資家についての書籍を読むが

彼の非凡さはいわゆるIQの高さではなく、

きっとこの「確固たる理性の力」にあるのだろう。

 

見習いたいような

見習いたくないような

見習わねばならぬような

 

複雑な心境だ。

 

別に投資で一儲けしようとか言うそういう魂胆ではない(笑)。

 

ただ、そんなことを思った。

 

カップラーメンをすすりながら・・・

 

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