どこ吹く風

自分には全く関係・関心がないというように、知らん顔をすること。「何処吹く風と聞き流す」

simple thinking

シンプルに考えることは意外に難しい。
何故か?
情報が氾濫しているからだ。
本質はいつだって単純だと思うのだが・・・
今回の米大統領選である。
いろいろな切り口があるようだが
あえて単純に≪経済≫という視点でとらえてみる。
そこで、今回は
「自由」と「平等」を対立する概念として定義する。(経済という視点から)
「自由」は自由競争の自由。
つまり経済的格差がいくら広がろうと自由競争なのだからかまわないという概念。
これに対し
「平等」は結果の平等。つまり経済的格差の少ない社会を目指す概念。

 

自由-------------------------------------------・-------------------------------------------平等

 

これがどちらに傾きすげても共同体「国家」は破たんに向かう。
それは歴史が証明している。
「平等」に傾きすぎて破たんした例が旧ソ連である。説明の必要はないと思う。
「自由」に傾きすぎて破たんした例がフランス革命である。
当時は人口の3%の第一身分、第2身分(貴族と聖職者)が富を独占し、
しかも免税特権を持っていた。
この特権階級から税を取るべきだ(対外戦費を賄うため)
というところから革命は始まっていくのだが・・・

つまり、何が言いたいかというと
「自由」と「平等」という対立する概念のどちらかが正しいのではなく、
常にそのバランスが大切なのだ。
もし、「平等」に傾きすぎているならば「自由」にシフトすべきだし、
もし、「自由」に傾きすぎているならば「平等」にシフトすべきなのだ。

さて、今回のアメリカ大統領選だが、
「1%の富裕層が富のあらかたを独占し、残り99%が残りを分けあう」
とよく耳にする。
幾分かの強調はあるのだろうがおおむね実態を表しているのだろう。
だとすれば、「自由」にシフトすべきなのか、
それとも「平等」にシフトすべきなのか?
答えは火を見るよりも明らかだ。
そして、二大政党制のアメリカでより「平等」側に立脚するのが、
もちろん「民主党」である。
その「民主党」の代表がヒラリー・クリントンだ。
TPP、移民問題、女性問題、メールの私的利用、レイシズムにつながる発言、
等々いろいろな情報が飛び交ったが、
トランプ氏とクリントン氏どちらに投票すべきか「残りの99%の人たち」にとって
それほど難しい選択ではないと思うのだが・・・

私は決して政治に詳しいわけではない。
ただ、物事の本質はいつも単純だと思っている。
大切なのはあふれる情報から本質を見極める力なのではないだろうか?

何もわかってないのに偉そうなこと言うなと思う方はコメントをください。
お待ちしております。

今回落ちはありません。あえて言うならヒラリーが落ちませんように!

 

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