シンクロ

4月19日の「川崎フロンターレ」対「湘南ベルマーレ」戦で、川崎の選手が蹴ったダイレクトパスを別の選手が胸で落として、3人目の選手がこれまたダイレクトでシュート、ループ気味にゴールへ入るという場面があった。「感じているな」と思わずうなってしまっ…

ツボ

「笑いのツボが違う」という表現がある。要するに笑うべきポイントが違うという事なのだが、どういうことかよく解ったので以下に記したい。 私と親父では笑いのツボが全く違う。その親父と夕食時にサッカーのプリンスリーグについて話をした。プリンスリーグ…

自己目的化もしくは・・・

その昔クイズが異様に流行った時代があった。ご存知の方もいるかもしれないが『アメリカ横断ウルトラクイズ』などはその最たる例だ。私の在学していた高校でも「クイズ研究会」なるものがあり、割と、というか凄く学力の高い連中が入会していた。私はという…

戯言(たわごと)

「要(※夫の名前)にとって女というものは神であるか玩具であるかのいずれかであって、妻との折り合いがうまく行かないのは、彼から見ると、妻がそれらのいずれにも属していないからであった。」 と小説『蓼食う虫』の中で谷崎潤一郎が述べている。私はあまり…

呼び名

その昔私がまだ20代の始めの頃、交際?していた女性が、男女としてある一定の段階を経るごとに、「ねえ、何て呼んだらいい?」と聞いてきた。今のわたしなら「俺の事は陛下って呼んで」とか「俺の事は大佐って呼んで、そしたら俺が『どうしたスネーク』って…

主導権

主導権を握るという表現があるが、事、人間関係においてはそんなに単純なものではない。私事で恐縮だが、教員になって二度目の担任を任されたのが、当初ひどく荒れたクラスだった。(誰も持ちたがらないから私のところに回ってきたわけだが)担任として、最…

男は背中で・・・

あと少しで平成も終わりを迎える今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか? 昭和を生きた方々にはなじみ深いフレーズに「男は背中で語るもの」があります。さて、昭和生まれの私としては無い知恵しぼって背中で語りたいフレーズを考えてみました。 ○がん…

託す

育ちがいいという表現がある。何のことやらさっぱりわからなかったが、今になって(42歳になって)ようやくその意味が解った。 今日、職場の食堂で私が一人で窓に向かって食べていると、ある同僚が向かいに腰かけてくれた。「最近どうですか?」と聞いてくる…

初!書籍化

昨日帰宅したら、小包が届いていた。開けてみたらずいぶん前に応募した幻冬舎ルネサンス新社の書籍『拝啓、あの日のわたしへ』に私の原稿の掲載が決まった旨の通知と、実際に文章の掲載された本一冊が入っていた。58人の作者による短編集のうちの一人にすぎ…

どうよ?

SNSが普及するはるか以前から「いーね」を多用してきた人物がいる。クレイジーケンバンドの横山剣さんだ。いわば「いいね」の先駆者だ。ただし横山さんの場合は、「いーね」に先行して「どうよ?」という前振りがある。横山さんがバンドのメンバーに「最…

ペルソナ

先日、夢の中で職場の方々(主に女性)が私の噂をしていた。 「○○さんは本なんか出してどうなりたいんだろね?」 それを聴いたMさんと言う方が 「違うの、あの人は長谷川 徹なの。○○ ○(本名)は仮の名前なの!」とおっしゃっていた。なんだか、揶揄されて…

「不可能」なんてありえない

「不可能」なんてありえない 「不可能」とは、自らの力で世界を切り拓くことを放棄した、臆病者の言葉だ。「不可能」とは、現状に甘んじるための言い訳にすぎない。「不可能」とは、事実ですらなく、単なる先入観だ。「不可能」とは、誰かに決めつけられるこ…

相対化

個人にアイデンティティーが必要なように、共同体にもアイデンティティーが不可欠だ。それが神話である。上橋菜穂子先生の小説で、自分の民族の創生神話が絶対だと信じて疑わなかった主人公が他の民族の長に次のように諭される場面がある。 「私達の神話はあ…

蜘蛛の糸 ~新解釈~

『お釈迦様はある日の朝、極楽を散歩中に蓮池を通して下の地獄を覗き見ました。罪人どもが苦しんでいる中にカンダタ(犍陀多)という男を見つけました。カンダタは殺人や放火もした大泥棒でしたが、過去に一度だけ善行を成したことがありました。それは林で…

デトロイト・メタル・シティー

小学5年の甥っ子が遊びに来て私の部屋の押し入れを漁る。そこで彼が見つけたのがマンガ『デトロイトメタルシティー①~⑩巻』(若杉公徳著)の登場人物カミュのフィギュア。(未開封)「何これ?」という甥っ子に対し私は「それはほんとに面白いキャラクターの…

I need to be myself

書籍化に当たってこれまで書いてきた文章を読み返してみた。どれも不惑(40)を超えた人間の書いた文章としては幼いのではないか、良くも悪くも俺は俺自身以外の何物にもなれないな。と思った次第だ。で、思う。それでいいじゃないかと。一番怖いのは自分自…

ありがとう、そして・・・

「ありがとう、そして、ありがとう!」 このフレーズ何か可笑しくありませんか?私はこのフレーズを初めて聞いたとき面白くなってくすくすと笑ってしまいました。「ありがとう、心から、ありがとう。」とか、「ありがとう、本当に、ありがとう。」なら話は解…

頭カラッポの方が

暗記が苦手だ。 現在ある資格の取得に向けて勉強中だが、ひと月勉強から離れていると頭の中からすっかりすっ飛んでいる。暗記してもすぐ忘れてしまうのだ。自分でもよく解っているので暗記科目は試験の直前1月前くらいから集中して勉強をして、頭に詰め込ん…

和解

「殺したい奴が3人いる」というのが時代小説の名手の池波正太郎氏の口癖だったそうだ。おそらく池波氏は小説の中でそんな「奴」を見事に切りさばいていたのだろう。江戸時代なり明治時代なりに設定を変えれば、官吏の汚職や組織の腐敗、社会の矛盾を描き尽く…

味方

誰の(何の)味方をするかでその人の人格の一端が解る。 ① 強いものの味方をする人。② 弱いものの味方をする人。③ 多勢の味方をする人。④ 無勢の味方をする人。⑤ 特定の個人の味方をする人。⑥ 公平性や正義と言った抽象的な概念の味方をする人。⑦ 特に誰の味…

「さようなら 会えなくなるけど さみしくなんかないよ♪」 今朝目が覚めたら何故か頭の中でこのフレーズが流れていた。 調べてみたらミスターチルドレンの「星になれたら」という楽曲のサビの部分だった。 私はミスターチルドレンのCDを買ったこともないし…

自分First

自分First 以前の職場でお世話になった方から年賀状を頂いた。 「お元気ですか。 健康第一で、また「自分First」であられますように。 本年も佳き年となりますように。」 との事。年賀状を頂き嬉しかったのはもちろんだが、「自分First」という言葉が気にな…

時短

時短 現代人は何かと忙しい。 かくいう私もその一人だ。この年末年始休暇を利用してカズオ・イシグロ氏の(『私を離さないで』2005年)を読もうと思っていたのだが、なかなか長い時間をとれない。結局、途中で挫折して、代わりに、北村良子氏の『発想力を鍛…

欲望

その昔ある皇帝が臣下の武将を捕えて言ったそうな「お前が謀反を企てているという讒言があってな」対してその武将は「私にそのような思いは露ほどもございませぬ。その証拠として兵権は返上しましたし、領地はごく狭い土地を頂いたにすぎませぬ。そのことは…

適正価格

昨日、兄が11歳の甥っ子を連れて遊びに来た。甥っ子にこんな話をした。 私「クラスにちょっと人気のある女の子がいたとする。その子本来の魅力はこんなくらいなんだけど、クラスのみんなが『~ちゃんて可愛いよね』と言ってる。するとその子の人気は急上昇で…

原動力

任天堂クラシックファミコンを買った。早速、小学生の頃夢中になったスーパーマリオ3をやってみた。リアルタイムではラストステージには行けたものの、最後のボス・クッパ大王まではたどり着けなかった。大人になった今こそクッパを倒してやると意気込んで…

感情はともかく情報は

「感情はともかく情報は共有すべきだ」というのが私の持論だ。情報と言っても芸能人のゴシップとか同僚の陰口とかではない。広く社会一般のために役立つ情報なら皆で共有すべきという事だ。卑近な例で申し訳ないが私が世界史の教員になりたての頃、授業の準…

アプローチ

先日、録画しておいたNHKの特番「安室奈美恵『告白』」(2017年11月23日放送)を観た。この番組によると、なんでも安室奈美恵さんは23歳の時、それまでの小室哲哉さんによるプロデュースが終了し、それからは自分自身をプロデュースしなければならなかっ…

トゥルーマン・ショウ

「真実を語るために必要な嘘がある。それは嘘ではなく、物語と呼ばれます。」これはある少女が、学校の先生から「物語」について教わる場面です。その女の子はそれを聴いて「私は作家になろう」と決意します。村上春樹氏の好きな場面だそうです。(『ブルッ…

とっぽい人

こんなに 憎み合うのは あんなに愛しあったから なので しょうか これはイチハラヒロコ氏の現代詩。はっきり言ってこの詩が苦手だ。というか、いわゆる「ドロドロの愛憎劇」というものが私は極端に嫌いだ。昼ドラのそれである。結論から言うと、非常にドロド…